小賢しい(こざかしい)
「小賢しい」(読み・こざかしい)という言葉について解説します。
2016年に話題となったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(通称・逃げ恥)の主人公新垣結衣さん演じるみくりが、元カレに振られた時に「小賢しい」と指摘されたエピソードを通じて、一時期「小賢しい女子」という言葉がSNSなどを賑わせました。
一般的に悪いイメージがあるこの「小賢しい」という言葉ですが、どのような意味なのかしっかりご存知でしょうか。
使い方を間違えると大変なことにもなりかねない言葉なので、ここで一度しっかり整理してみましょう。
小賢しいの意味とは
小賢しいとは「利口ぶって差し出がましい・生意気」「何かにつけ要領よく振る舞うこと」「悪賢い・抜け目がない」という意味の言葉となっています。
意味を見てみると「利口ぶる」「生意気」「悪賢い」などの言葉が並び、とても面と向かって人に言う言葉ではないのが分かります。
前述の逃げ恥みくりも別れ際に言われたということで、一般的には日常で使う言葉ではないので注意してください。
小賢しい女子の特徴
ちなみに、話題となった「小賢しい女子」の特徴として
- 上から目線
- 人を類型化する
- 人によって態度を変える
しかし裏を返せば切れ者、気が利く、よく人を見ているということかもしれませんね。

小賢しいを使った文章・例文
- 彼らの謝罪会見は、言い逃ればかりの小賢しいものだった。
- 姑の小賢しい言いつけを守るのは嫁の務めではない。
- 小手先だけの小賢しい作品はすぐに読者に見破られる。