無理矢理
「無理矢理」という言葉について解説します。
日常などでも一般的に良く使われる言葉だと思います。ニュースなどではハラスメント絡みで見聞きすることが増えてきた言葉かもしれません。
皆さんも意味はだいたい把握しているとは思いますが、改めて無理矢理の意味をきちんと整理してみましょう。
また、たまに見聞きすることがある「無理くり」という言葉についても紹介しますのでぜひご覧になってみてください。

無理矢理の意味とは
無理矢理とは「無理と知りながら強引に行うこと」という意味の言葉です。
ちなみに、無理矢理の「矢理」は当て字となっています。
また、「無理くり」という言葉は、北海道・東北地方で使われる「無理矢理」の方言と言われていますが、関西方面で聞かれる「無理くり」がこの方言を元にしているのかどうかは分かっていないと言われています。
どちらも意味としては無理矢理と同じ意味で使われているようです。
強引と強制の違い
無理矢理の意味を整理する上のポイントは「強引に」の部分だと思います。
ここでは混同しがちな「強引」と「強制」の意味の違いをご紹介すると
- 「強引」 反対を押し切って無理に行うこと
- 「強制」 力ずく、または権力によって従わせること
無理矢理という言葉には「抵抗もさせない、有無を言わさない」という意味は含んでいないので、注意して使い分けるようにしましょう。
無理矢理を使った文章・例文
- 無理矢理お酒を飲ませるのは完全にアルコールハラスメントだ。
- なんでも無理矢理一本化すれば良いというものではない。