粋
皆さんは、「粋(いき)」という言葉をご存知でしょうか。
「粋な計らい」などのフレーズに使われる単語ですが、意味がよく分からない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、「粋(いき)」の意味と対義語、使い方や例文を解説させていただきます。
粋の意味とは
「粋(いき)」には、複数の意味があります。
「気性や態度が垢ぬけていて、自然な色気がある人」
「男女や芸人社会に通じており、執り成しが上手であること」という意味です。
「粋」の使用例として身近な「粋な計らい」という言葉は、気が利いていたり、タイミングが良かったり、オシャレな計らいという意味です。
例えば、通信販売で何か買った時にメッセージカードが添えられていたら嬉しいですよね。そういった気の利いたサービスや心配りを、「粋」と言います。
「粋」の対義語に「野暮(やぼ)」が挙げられます。
「野暮なことを聞くな」「野暮ったい格好」などという使い方で、耳にすることがあると思います。
こちらの意味は「垢抜けない」「洗練されていない」という意味があります。
現代で言えば、「空気が読めない」だとか、「分かり切っていることを聞く」という使い方ができます。

粋を使った文章・例文
ここで、「粋(いき)」を使った例文をご紹介します。
1.あの人は色気があるけど下品ではない。ああいった人を、粋と言うのだろう。
2.帽子を傾けて被るなんて、粋なファッションだ。
3.デート中の粋な計らいに、思わず惹かれてしまった。
4.冬でも裸足に下駄と男勝りな羽織が、かつて粋な着こなしとされていたらしい。