水を差す
「水を差す(水をさす)」という言葉は日常生活やビジネスの場など、幅広い場面で使う機会のある言葉ですね。「話に水を差す」など聞きなじみのある表現も多いです。
よく使う言葉ですが、その語源や正確な意味を知っている人は意外に少ないかもしれません。使用機会が多いだけに正しく理解しておきたいところです。
この記事では「水を差す」の意味や使い方、語源などを解説します。
水を差すの意味とは
「水を差す」の読み方は「水をさす」です。
「水を差す」の意味は「うまくいっている物事の邪魔をする」「仲が良い者同士の邪魔をする」です。順調に進んでいるものをうまくいかないように仕向ける行いですね。
よく使うのが「話に水を差す」という表現。盛り上がっている話に対して別の話や現実的な話をすることで場をしらけさせる場合などに使われます。
空気が読めなくて「話に水を差す」ことになる時もあれば、話がそれたのを戻すためにあえて「話に水を差す」こともありますね。
語源は、お湯などに水を入れると冷めることからきています。水を差すことで、温まっていた会話や場が一気に冷たいものになることを表していますね。

水を差すの使い方・例文
- 共通の話題で盛り上がっていたのに、彼が全く違う話題を持ち出したせいでせっかくの会話に水を差されて嫌な気分になった。
- 水を差すようで悪いのですが、今回の議題とは全然関係ない方向に議論が進んでいるような気がします。
- うまくいきそうな二人に水を差すようなことは絶対にするべきではない。