たらし
「たらし」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「たらし」という言葉は、男性の恋愛に対して使われることが多いです。
よく「人たらし」や「女たらし」「天然たらし」といった表現をします。
この「たらし」は、漢字では「誑し」と書きます。
ビジネスの場や公の場といった硬い場面で使用することはあまりないので、正しい意味を改めて確認してからこの言葉を使っている方は、少ないのではないでしょうか。
最近では、この人たらしという言葉の使い方が変化しており、褒め言葉として言う方もいます。
しかし、受け取り方によっては不快に感じる方もいるので、使用する際には注意したいところです。
広い意味で使われるようになった言葉だからこと、この機会に正しい意味をしっかりと理解していきましょう。
たらしの意味とは
たらしとは、「女たらしの略語として広まった言葉。女性を誘惑したり騙したりして、弄んでいる男性のこと指す。具体的には、恋愛において不特定多数の女性と付き合う男性や、付き合う女性がころころと変わる男性などを示す言葉。」という意味になります。
たらしは、漢字で誑しと書き、動詞形である「誑す」の中の言葉巧みに騙すといった意味が含まれます。
また、「人たらし」とは、女性に限らず人を言葉巧みに騙すことや騙す人を示す言葉になります。
最近では、この「人たらし」という言葉を「人懐っこい。誰にでも愛想が良く優しい。」という風にポジティブに捉え、褒め言葉として使う方もいます。
しかし、元々の意味を知っている方に褒め言葉として使うと、不快にさせてしまう場合があります。
そこで、言い換えとして有効なのが「人を虜にする」という言葉です。
人たらしという言葉の類語にあり、褒め言葉としても成り立ちます。
また、「天然たらし」とは、本人は普通に振舞っているつもりでも自然と人を虜にする人。という意味になります。
たらしの使い方・例文
- 彼は、人たらしと言われることが多く傷ついているので、人を虜にする人などと言い換えた方が良い。