十二分
「十二分」という言葉について解説します。
グループリーグ突破の可能性は十二分にある。といった使われ方をするこの言葉ですが、皆さんはこの言葉の意味をしっかりと把握しているでしょうか。
さらに、似た言葉で十分、充分という言葉がありますがこれらとの違いなども整理できているでしょうか。
今回はそんな「十二分」という言葉について、意味や由来、読み方・使い方などを紹介していきますので、ぜひご覧ください。

十二分(じゅうにぶん)の意味とは
十二分(読み方・じゅうにぶん)とは「十分すぎるほどたっぷりしていること、またそのさま」という意味の言葉になります。
十二分の由来
意味に「十分すぎるほど」とありますが、この十分という言葉を強める中国語からきているといわれています。
中国語にも十二分という言葉があり、その意味は「十分を強める言い方、非常に」となります。
日本語の中には中国語由来のものが沢山あるので、納得がいくのではないでしょうか。
十分と充分の違い
- 「十分」とは数が増えていき満杯になっている状態をさします。数量的(数値的・物理的)に満たされている状態という場合にはこちらを使います。
- 「充分」は、満ち(充ち)足りることを意味し、感覚的な言葉として充分と表現します。
このような違いがあるので、間違いのないように使い分けてみてください。
詳しくは以下を参考にして見てください
十二分の使い方・例文
- 新入社員とはいえ、彼は十二分に利益をあげている。
- 日本サッカー代表は十二分に実力を発揮して勝利してくれた。
- どうしても台風の日に外出するときは十二分に気を付けて出かけましょう。