ご贔屓
「ご贔屓(ひいき)」という言葉を見たことがあるかと思います。
「いつもご贔屓に預かり」や「ご贔屓にしてもらうためにやるべきこと」など、ビジネス面では書面から口頭での返事まで多く見かける言葉ですが、日常でも使う言葉ですので、是非読み方も意味も知っておきたいところです。
ここではそんな「ご贔屓」の意味や使い方だけでなく、由来なども合わせてご紹介していきます。

ご贔屓の意味とは
ご贔屓とは、「気に入ったものに肩入れすること」を意味する贔屓に接頭語がついたもので、主に「肩入れしてもらっている、あるいはしている状況」を指します。
取引先や顧客との間で交わされる挨拶だけでなく、気に入っている後輩や外注の人などにも使える言葉で、ビジネス面では仕事の話から日常会話までどこでも登場します。
慣れ親しんだ相手であれば、「いつもご贔屓にさせていただいております」という砕けた感じで使われることもあります。
似た意味の言葉に依怙贔屓というものがあります。意味はほぼ同じですが、依怙贔屓の方はカジュアルな言葉なので、ビジネス面で「いつも依怙贔屓していただき」とはならないので注意しましょう。
贔屓の由来
贔屓の由来は、重い荷物を背負っていることを意味する「贔」という字と、鼻息を荒くするという意味の「屓」が合わさっていることから、一つのもののために力を込めているという意味で使われるようになったようです。
ご贔屓の使い方・例文
- 目上の人に対して「ご贔屓にさせていただきます」だなんて、失礼な奴だ。
- ご贔屓にしてもらう新規を増やすのは大変なことだ。
- 若いスタッフが常連客の挨拶に対し、「いつもご贔屓に預かりありがとうございます」という返事をスッと出していて感心した。