飯盒
「飯盒」という言葉の意味や、飯盒の特徴について解説します。
読み方は「はんごう」となります。
この「飯盒」は、キャンプや野外での調理に使われ、小学校や中学校の野外実習の中の飯盒炊飯で用いられることがあるので、多くの人に馴染みのあるものではないでしょうか。
しかし、元々の用途や特徴まではあまり知られていません。
そこで今回は、飯盒についてルーツなども詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。

飯盒の意味とは
飯盒(はんごう)とは、「キャンプや登山などでの野外調理の際に使う携帯用炊飯器。または食器。」という意味になります。
飯盒の「盒」の字は、合わせ蓋付きの容器を指します。
元々は、野戦などのときに食糧を入れて携帯する容器として使われていたり、食事の配給を貰う際に使われたりしていました。
また、非常時には水を入れるバケツや調理器具としても使われ、日本においては、野戦のときに炊飯用として利用できるように改良されたことで、野外で炊飯するためのものという役割が定着しました。
さらに、飯盒炊飯のことを炊爨(すいさん)と表現することがあります。
炊爨は、かしぐ。や、米を炊くといった意味になります。
飯盒の特徴とは
日本で主に使われる飯盒は、キドニー型やソラマメ型といった湾曲していて扁平な形が特徴です。
形は、他には角形や楕円形などもあります。
また、最近では焚火よりもキャンプ用のコンロで使われることが多いので、そういったレジャー向きの円筒形の飯盒も増えています。
調理法は、ただお米を炊くだけでなく汁物やパスタといった料理も作ることができます。
最近では、キャンプや登山が趣味の方の中で飯盒を使ったさまざまな調理法が話題となっています。