八咫烏
「八咫烏(やたがらす)」という言葉は聞いたことはあっても具体的にどのようなものかイメージするのは難しいかもしれません。
日本サッカー協会のシンボルマークに使われるなど、意外に目にしたことがあるものですが、それが「八咫烏」であることを知っている人はほとんどいないと思います。この機会に「八咫烏」のことを知ってくださいね。
この記事では「八咫烏」の意味や天照大神や神武天皇との関わり、古事記での意味合いなどについて解説します。

八咫烏の意味とは
「八咫烏」の読み方は「やたがらす」です。
「八咫烏」は「熊野三山の神使であり、熊野のシンボルでもある三本足のカラス」です。
「咫」が長さの単位として使われる言葉であり、ここでの「八咫」とは大きいという意味を表しています。
「八咫烏」は神武天皇の建国説話に登場する鳥であり、神武天皇が熊野から大和へと向かっている最中に道に迷った際に正しい道へと導いたとされます。この際、「八咫烏」を天照大神が派遣したと考えられています。
なお、古事記においては天照大神ではなくタカギノカミが遣わしたとされています。
日本サッカー協会のシンボルマークに「八咫烏」が使われているほか、熊野にあるバス会社の社紋にも「八咫烏」が使われています。
八咫烏を使った文章・例文
- 八咫烏を見るとサッカー日本代表が今までに繰り広げてきた数々の熱戦が思い出されて胸が熱くなる。
- 八咫烏は熊野のシンボルであったり、日本サッカー協会のシンボルマークになっていたりするのにその存在を知っている人はほとんどいない。