是が非でも
皆さんは、「是が非でも(ぜがひでも)」という言葉をご存知でしょうか。
「是非(ぜひ)」という言葉や「是是非非(ぜぜひひ)」という四字熟語を知っている方は多いと思いますが、「是が非でも(ぜがひでも)」を知らない方もいると思います。
この記事では、「是が非でも(ぜがひでも)」の意味や類語、読み方を解説させていただきます。

是が非でもの意味とは
「是が非でも(ぜがひでも)」には、「何が何でも」や「善悪に関わらず」という意味があります。
小説などで「是が非でも手に入れたい」などのフレーズを見たことはありませんか?
これは、「何が何でも手に入れたい」や「善悪に関わらず、例え悪いことをしてでも手に入れたい」という必死さを意味します。
「是」は「良いこと」、「非」は「悪いこと」や「道を外れること」を言います。
読み方はそれぞれ「ぜ」と「ひ」です。
「是」は「これ」という読み方、「非」は「あらず」という読み方をすることもあります。
また、四字熟語「是是非非(ぜぜひひ)」の意味ですが、こちらは
「一つの立場にとらわれずに良いことを良しとし、悪いことを悪とする」という意味です。
「是々非々」と表記することもあるので、覚えておきましょう。
是が非でもの類語
「是が非でも」の類語として、
「是非(ぜひ)とも」
「何が何でも(なにがなんでも)」
「石に噛り付いても(いしにかじりついても)」が挙げられます。
いずれも、「何をやってでも」「必ず」といった意味があります。
是が非でもの使い方・例文
ここで、「是が非でも(ぜがひでも)」を使った例文をご紹介します。
1.あの宝石は是が非でも手に入れたい。
2.本当は嫌だけど、学級委員長に選ばれたからには是が非でも仕事をしなきゃね。