楔
「楔(くさび)」という言葉は、単体で使っている人は少ないですが「楔を打つ」「楔を入れる」「楔になる」「楔をさす」などの使い方を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
それぞれの熟語の意味はなんとなくわかっていても、「楔」自体の意味はわかっていない人も多いですね。「楔」の意味も知って正しく使っていきたいところです。
この記事では「楔」の意味や使い方、サッカー用語としての「くさび」などについて解説します。

楔の意味とは
「楔」の読み方は「くさび」です。
「楔」の意味は「物を割ることや、物同士を離れないように圧迫するために使う木材や金属などで作られたV字型の道具」です。
割ることと離れないようにすることという、両極端な意味を持った言葉で熟語もその両極端な意味を反映しています。
「楔を打つ」「楔を入れる」などと使い、元々良好だった二者の関係を悪くすることを意味する一方、「楔をさす」は、後から問題が起こらないように確認することを意味しますね。
サッカー用語としても「楔」が使われることがあります。「くさびのパス」と言うときには、相手の陣地に入って起点になろうとしているセンターフォワードに縦パスを入れることを意味します。
相手の強固な守備を崩すためには「楔になる」センターフォワードの活躍がポイントになります。
楔の使い方・例文
- 守備が強力なチームに対抗するためにはフォワードが献身的にポストプレイをして、そこにくさびのパスを入れる必要がある。