復讐
「復讐(ふくしゅう)」という言葉があります。
大きなものから、小さいもの、あるいは可愛いものまで、程度の違いはあれど実際に「復讐」をやったことがあるという方がほとんどなのではないでしょうか。
類語や熟語がいくつもあり、古くから使われてきたポピュラーな言葉ですが、これを果たすこと自体はあまり良いこととして捉えられていない言葉でもあります。
そんな「復讐」について詳しくご紹介していきます。

復讐の意味とは
復讐(ふくしゅう)とは、「自分や親しい人に対して酷い行いをした人物にやり返すこと」を意味します。
報復や仕返しと同じ意味の言葉で、恨みや憎しみを持った際に、その相手に対して「復讐を誓う」といった使い方がされます。
そうした復讐心と近い意味の言葉に、少しニュアンスは違いますが、「臥薪嘗胆」という熟語も存在します。
また本来は願掛けが成就したお礼としてお布施や礼拝をする「お礼参り」も、恨みのある者に対してある卒業や出所などのタイミングで報復に行くこととして用いられています。
復讐の後に何も残らないどころか、憎しみの連鎖が起きてしまうことから、意味がない行為として戒められている言葉でもあります。
復讐の使い方・例文
- 彼が酷い目に遭わされたのはもう10年も前になるが、復讐心は一向に萎えていない。
- 幼い子どもの命を無為に奪われた怒りから、両親が復讐を誓うことは想像に難くない。
- なんとしても復讐をしたいと語っているが、復讐により得るものは何もなく、そこに意味がないことに気づいていない。