「臥薪嘗胆」とは?意味や使い方を解説!

「臥薪嘗胆」という熟語を一度は耳にしたことがあると思います。覚えておくととても便利な言葉です。今回は「臥薪嘗胆」の意味や使い方、類語や例文などを紹介します。

目次

  1. 臥薪嘗胆
  2. 臥薪嘗胆の意味とは
  3. 臥薪嘗胆の由来
  4. 臥薪嘗胆の類語
  5. 臥薪嘗胆を使った文章・例文

臥薪嘗胆

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」という言葉の意味をご存知でしょうか。

見慣れない言葉ですが、字から意味を読み解こうにも読むことがすでに難しく、そもそも漢字一つ一つからして見慣れない言葉ばかりです。しかし由来が分かれば意味も読み方も簡単に忘れない不思議な言葉です。

臥薪嘗胆の意味とは

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)とは、「復讐や仕返しのために努力を続けること」を意味します。

復讐というと物騒ですが、悔しい思いを晴らすためという意味合いで使われます。そのためスポーツの世界ではよく用いられる言葉で、日本シリーズなどで敗戦したチームに当てられています。
 

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臥薪嘗胆の由来

中国の故事から生まれた言葉で、呉の王が越の王を憎み、薪(たきぎ)の上に臥(ふ)せ、肝(きも)を嘗めて復讐を誓ったと書物に記されていたことが由来だといわれています。

また日本と清(中国)とで結んだ下関条約に対する三国干渉(フランス・ドイツ・ロシアの三国が勧告をしてきたこと)に、日本政府が受諾したことで、世論が激しく反発。その際に打ち出されたスローガンが「臥薪嘗胆」でした。

臥薪嘗胆の類語

似ている意味の言葉には、「名誉挽回(めいよばんかい)」と「汚名返上(おめいへんじょう)」がそれぞれ当ります。

捲土重来(けんどちょうらい)」もほぼ同様の意味で用いられますが、「臥薪嘗胆」はより

「捲土重来」とは?意味や使い方を解説!

臥薪嘗胆を使った文章・例文

〈例文〉

  1. 長年続いた臥薪嘗胆の日々も、ついに今日で終わりとなるだろう。
  2. 三国干渉ならぬ三社干渉により事業は廃止。社長は臥薪嘗胆を心に決めた。

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