「忖度」とは?意味や使い方を解説

今年話題の「忖度」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?知ってはいるけど「どういう意味?」と思ったかとも多いかと思います。この記事では「忖度」の意味や使い方を解説していきます。

目次

  1. 忖度
  2. 忖度の本来の意味
  3. 忖度の使い方・文例

忖度

忖度(そんたく)」という言葉の意味について解説します。

2017年のユーキャン新語・流行語大賞においてNo.17にノミネートされたのが、この「忖度」という言葉です。読み方は「そんたく」で、この言葉が2017年の流行語大賞を取るのではないかと注目を浴びています。

忖度とはどういう意味なのでしょうか。文字だけでは意味が理解できない忖度という言葉を、この機会に知ってみましょう。

使い方が変わってしまった「忖度」

この忖度という言葉は、非常に難しい文章語と言われています。近年において使われる忖度は、意味は同じであっても用法・使い方が変わってしまった言葉です。主に「上の者の意向を推し量る」ために使われることが多いようで、わかりやすく言えば「おべっか・へつらう」といった形になってしまっています。

そして、この忖度という言葉は2017年の国会やワイドショーにおいてかなり目立っていました。2017年前半に「森友学園問題」という政治問題が国会にて取り上げられました。この問題を巡った国会の進行中に、野党第一党の「民進党」の議員の方々が、安部総理に向かって「忖度があったってことでしょう!」とこの言葉を口に出していました。

森友学園で大きな問題として取り上げられていたのは「国有地が不当に払い下げされた」というものです。森友学園の買った土地は1億3400万円で購入されたものの、不動産鑑定士の査定によると9億5600万だったため、不当に安い値段で払い下げたという話が出ていました。さらには土地のごみを撤去するための費用である1億3200万円を国が支払ったため、実質200万円で土地を購入したという状態になっていました。

この問題において、理事長の籠池氏が「土地取引のスピードが上がったのは【忖度】があったからだ」と発言していました。日常生活においてそうそう聞くことのない「忖度」という言葉が出現し、黒い繋がりを暗喩していると捉えられたため、この言葉が国会で多く発言されるようになったのわけです。

忖度の本来の意味

忖度の意味は「他人の気持ちをおしはかること」「推察」となります。

忖度の語源ですが、「忖」は立身偏に寸をつけたもので「他人の脈をはかり、心臓の動悸や不整脈の表れを見る」ことを意味しています。「度」は「推し量る」という意味であり、そこから忖度は「感情の起伏・思い・欲求」といった「他人の心・働き」を推測する意味になったようです。そのため、良い意味で「相手の気持ちを察して行動する」「相手の考えを自分の中で推測する」のが忖度の本来の意味となるわけです。

上に書いた森友学園問題で多く使われたために忖度という言葉には悪いイメージが定着してしまいましたが、実際には難しいながらも優しい意味の言葉なのです。忖度を使った例文としては「親を失った友人の心中を忖度する」のように、相手を思いやる使い方をするべき言葉です。

忖度の使い方・文例

  1. 上司の意見を聞き、その考えを忖度した。
  2. 彼の良い所は、思慮深く、他人の心を忖度することができる所だろう。
  3. 事情があったゆえに、彼の行動にも忖度してしまう。

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