テンパる
「テンパる」という言葉をご存知でしょうか?
日常でよく使われる言葉ですが、実は意外なところに語源があるのです。
今回は「テンパる」について解説します。
テンパるの意味とは
「テンパる」とは、「余裕がなくて浮き足立つこと、緊張やストレスでいっぱいいっぱいになること」を表した俗語です。
テンパるの語源
「テンパる」の語源は、実は麻雀用語からきています。
麻雀は、14枚の牌を組み合わせて役を揃えるゲームです。牌があと残り1枚で役が揃って和了(アガリ)になるという状態を「聴牌(テンパイ)」といい、そこから「テンパる」という言葉が生まれました。
「テンパる」とは、そもそもアガる一歩手前、という状態からきているため、この言葉が使われ始めた当初は、「準備が整う」という意味でした。
しかし「アガる直前の状態」というところから、切羽詰まるという意味に変化していき、現在のような使われ方に転じたといわれています。

「テンパる」の言い換え
「テンパる」の言い換えには、以下のような言葉が挙げられます。
・パニクる
【意味】パニックになる。最近は死語になりつつあります。
【例文】道に迷って、一瞬パニクるとこだったよ。
・ラリる
【意味】朦朧(もうろう)としている様子。こちらも死語に近い言葉です。
【例文】薬物でラリって捕まった俳優の名前なんだっけ。
・頭の中が真っ白になる
【意味】何も考えられなくなることの例え
【例文】緊張のし過ぎで頭の中が真っ白になって入試に失敗した。
テンパるの使い方・例文
1.次から次へと新しい仕事の依頼が来て、今サイコーにテンパってる。
2.テンパる前にいっぺん深呼吸してみよう。