沈痛
皆さんは、「沈痛(ちんつう)」という言葉をご存知でしょうか。
「沈痛な面持ち(ちんつうなおももち)」というフレーズで目にしたことのある人も多いと思います。
この記事では、「沈痛(ちんつう)」の意味を解説させていただきます。

沈痛の意味とは
「沈痛(ちんつう)」とは、「悲しみや心配事に胸を痛める」という意味です。
「沈痛な思い」といった使い方をします。
「意気消沈」という四字熟語のように、悲しい出来事に気持ちが沈んでしまう様子です。
また、「ちんつう」という言葉は他にも「鎮痛」があります。
こちらは「痛みを鎮める」という文字通り、痛み止めの薬などに使われるものです。
「沈痛」とは違うので注意が必要です。
「沈痛」は心の痛み、「鎮痛」は体の痛みと覚えると間違いが少なくて済みます。
類語として「意気消沈(いきしょうちん)」や「悲痛(ひつう)」が挙げられます。
いずれも、「沈痛」と同じく「悲しみに胸を痛める」という意味です。
特に「悲痛」は漢字の通りですね。
沈痛の使い方・例文
ここで、「沈痛(ちんつう)」を使った例文をご紹介します。
1.あの子、いつもは元気だけど今日はやけに沈痛な面持ちだね。
2.身内に不幸があり、沈痛な思いで日々を過ごしている。
3.沈痛と鎮痛は違うから、ちゃんと使い分けよう。
4.ペットの病気を、彼女は沈痛な面持ちで見守っている。
5.葬儀の参列者は、皆沈痛な面持ちでお経を聞いていた。
6.好きな人の沈痛な表情なんて、できれば見たくないよ。