血も涙も無い
「血も涙も無い(ちもなみだもない)」という言葉は、テレビドラマや小説などで聞くことがある言葉ですね。日常の会話の中で使う人もいる言葉です。
よく聞く言葉ではありますが、どのような場面で使うのが正しいかは意外に知らない人が多いかもしれません。聞く機会もある言葉ですから意味を理解しておきたいところですね。
この記事では「血も涙も無い」の意味や使い方、例文などを解説します。
血も涙も無いの意味とは
「血も涙も無い」の読み方は「ちもなみだもない」です。「血も涙も無い人間」などの形でもよく使われる言葉です。
「血も涙も無い」の意味は「冷酷で人情が無い」「冷たくて人間らしさを欠いている」です。人間は感情があるので悲しかったり嬉しかったりした時には涙を流すこともあります。
しかし、機械などの無生物は血も流れていないし、感情がなく涙を流すこともないです。そして、無生物は残酷なこともためらわずにできることから、これになぞらえて冷酷な人のことを「血も涙も無い」と表現します。
「血も涙も無い」は相手が冷酷なわけではない場面でも使われることもありますね。テレビドラマなどでは、自分が悪い場面でも他人のせいにして「血も涙も無い」と批判する場面をよく目にします。
血も涙も無いの使い方・例文
- 自分にあんなに優しくしてくれる人に対して暴言を吐けるとは、彼は本当に血も涙も無い人間だ。
- 困っている人を目の前にして完全に無視できるとは、あいつは血も涙も無いやつだな。
- 血も涙も無い人間だとよく言われるが、実際には心で泣いて我慢しているのだ。