「心頭を滅却すれば火もまた涼し」とは?意味や使い方を解説!

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「心頭を滅却すれば火もまた涼し」について解説します。

目次

  1. 心頭を滅却すれば火もまた涼し
  2. 心頭を滅却すれば火もまた涼しの意味とは
  3. 心頭滅却を使った文章・例文

心頭を滅却すれば火もまた涼し

心頭を滅却すれば火もまた涼し」という言葉、誰しも一度は聞いたことがあるかと思います。

肉体的に辛い状況にある場合に用いられる有名な言葉で、本来の意味とは若干異なりますが、夏になると日常的に用いられる場合もあります。

ここではそんな「心頭を滅却すれば火もまた涼し」について詳しくご紹介していきます。

心頭を滅却すれば火もまた涼しの意味とは

心頭を滅却すれば火もまた涼しとは、「心を無にすれば苦痛でさえ苦痛に感じなくなる」という意味です。

熱いと感じる心がなければ火さえも涼しいと感じる、つまり痛いことや苦しいことも心持ち次第では苦痛に思わなくなることを教えている言葉として知られています。

有名なフレーズのため、心を無にすることを心頭滅却の一言で表現する場合もあります。

火もまた涼しという表現から、夏の暑気を乗り切るための言葉と勘違いされているケースもありますが、本来は苦痛を苦痛と思わないための心得という意味合いで使われます。

また親しい人を失うなどの精神的苦痛には用いられないため、注意が必要です。


長年、大河ドラマなどにも登場する禅僧の快川紹喜(かいせんじょうき)が世を去る直前に残した言葉だと言われていましたが、文献の研究が進み、快川の言葉ではなかったのではないかと言われています。

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心頭滅却を使った文章・例文

  1. 毎日暑い日が続き、心頭を滅却すれば火もまた涼しを実践できる境地まで達すれば楽なのにと思うほどだ。
  2. 怪我の痛みから上手くプレーできるか心配だが、心頭を滅却すれば火もまた涼し、集中すればきっと気にならないはずだ。

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