「おもねる(阿る)」とは?意味や使い方を解説!

「おもねる」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「おもねる」について解説します。

目次

  1. おもねる
  2. おもねるの意味とは
  3. おもねるを使った文章・例文

おもねる

皆さんは人に「おもねる」ようなことをしたことがありますか。

そもそも「おもねる」ってどういう意味か分からないという方も多いでしょう。
これは、誰かにへつらうような言動をすることをいいます。特定の人物に気に入られるように相手の喜ぶようなことを率先してやったりするだけならまだしも、お世辞を言ったり、自分を卑下するところまで行くと見苦しいですね。
一時期流行った「忖度」という言葉にも似ている気がしますが、実はこちらは誤った解釈をしている人が多い言葉です。

今回は「おもねる」という言葉について、類語などを挙げながら詳しく解説します。

おもねるの意味とは

おもねるとは「その人に気に入られるように機嫌を取ること。へつらうこと」という意味です。
漢字では「阿る」と書きます。

類語に「媚びる」「追従する」などがあります。
カタカナ語では「イエスマン」となります。

「媚びる」は、「おもねる」と同じ意味の他に「女性が男性の気を引くためになまめかしい言動をする」という意味もあります。
「追従する」は「おべっかを言う」という意味で、「ついしょうする」と読みます。「ついじゅうする」と読むと「ついていくこと。また、他人の意向に従うこと」という意味の別の言葉になってしまうので、注意が必要です。

一時期頻繁に聞かれた言葉、「忖度する」も似た意味のように思われますが、本来は「他人の気持ちを推し量ること」という意味です。
あくまでも「推し量る」までが「忖度する」という言葉の意味であって、その結果「相手が希望していると思われることを、言われる前に先回りして実行する」ことまでは含まれていません。
「忖度した」結果、相手の意向に「おもねる」ように行動するのです。

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おもねるを使った文章・例文

  1. 出世のためには、あの上司におもねるように動かねばならない。
  2. 高級志向で有名なブランドが、商品戦略を大衆におもねるような方向へ転換してきた。

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