眷属
「眷属(けんぞく)」という言葉は聞いたことがない人が多いのではないでしょうか。日常生活ではあまり聞くことのない言葉ですね。
使われる機会の少ない「眷属」ですが、小説や映画など創作の世界では使われることもあります。目にした時にわからないことのないように、意味を理解しておきたいですね。
この記事では「眷属」の意味や使い方、例文などを解説します。
眷属の意味とは
「眷属」の読み方は「けんぞく」です。
「眷属」には二つの意味があります。
一つめは「一族や身内・血のつながっている者」の意味です。一族や血族などの言葉は聞く機会も多いですが、「眷属」と表現することは少ないですね。
もう一つの意味は「従僕・手下・従者」です。従僕、手下、従者というのは家来などのように親しく従うもののことです。「眷属」の語源はサンスクリット語です。サンスクリット語のパリヴァーラという単語の和訳が「眷属」になります。
「眷属」は仏教の世界でも使われる言葉であり、お釈迦様の従者など、聖人に付き添って旅をする人のことを「眷属」と呼んでいます。
一族や身内といった意味と、従者などの意味の二つがあることを覚えておきたいですね。

眷属を使った文章・例文
- 私の眷属は日本各地に散らばって経済や政治、スポーツなど様々なジャンルで活躍を続けている。
- お釈迦様には複数の眷属がいたが、お釈迦様の考え方や生き方に感銘を受けて一緒に旅することを選んだのだろう。
- 今も昔も、人の悩みの大きな部分は眷属との関係のことなのは間違いがないだろう。こればっかりは解決が非常に難しい。