習わし・慣わし
「習わし」という言葉について解説します。
日常で頻繁に登場することは少ない言葉かもしれませんが、この言葉が使われる場面には大切な時であることがままあります。
「これがこの土地の習わしです」「華道における習わしとして」といった風に使われているのを見聞きしたことがあると思いますが、意味を知らないと失礼なことをしてしまったり恥をかいたりしかねません。
ここでは、そんな「習わし」という言葉の意味や使い方を紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になってきちんと把握してみてください。

習わし・慣わし(ならわし)の意味とは
習わしとは「しきたり・風習・習慣」「ならわせること・けいこ」「習慣づけること・しつけ」という意味の言葉となっています。
3つの意味がありますが、現代では主に「しきたり・風習・習慣」の意味で使われるのがほとんどではないでしょうか。
漢字は「習わし」「慣わし」どちらも正しく、どちらも使われており、読み方は「ならわし」になります。
誰かに教わったりルール化されているようなものが「習わし」で、なんとなく習慣化されたようなものが「慣わし」と使い分けている方もいるようですが、
使い分けに関してのはっきりとした線引きはありませんので、どちらを使っても大丈夫です。
習わし・慣わしの使い方・例文
- 義母から沢山の「OO家の習わし」を教えられたが、それを義母がやっているのを見たことがない。
- この村には代々、昔から大切に守られている習わしがあり、それを破ると不作になると信じられている。