確信犯
「確信犯(かくしんはん)」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
本来の意味はそれなりに重いものですが、一般に浸透した後は日常生活でも気軽に用いられるという、本来の意味とのギャップが大きい言葉でもあります。
ここではそんな「確信犯」について意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
確信犯の意味とは
確信犯とは確信犯罪の略で、「自らの理念に確信を持ったうえで犯罪を行うこと」を意味します。
突発的な行為や単なる怨恨によるものではなく、使命感や信念によって犯罪行為に手を染めることを指し言葉でしたが、次第に意味合いが変わっていき、「悪いことだと思わずに犯罪行為を行うこと」を指すようになりました。
ただ、一般的にはそうした「確信犯罪」に対して用いられるケースよりも、サッカーで相手と接触してもいないのに押された素振りを見せたり、あるいは偶然鉢合わせした風を装い意中の相手と何度も会うなど、悪いことに対してのみではなく、「わざと行うこと」を意味する言葉として用いられる場合の方が多い言葉です。

確信犯を使った文章・例文
- 使命感と信念によって起こされた確信犯罪であっても、犯罪が正当化されることは金輪際ありえない。
- 異常なほど残酷な事件だと思っていたら、どうやら確信犯罪者だったようだ。
- よそ見をしていたら偶然好きな男子と廊下でぶつかったと言っていたが、おそらくは確信犯だろう。
- 例え確信犯だと言われても、審判がデッドボールの判定を下したら、バッターは痛い素振りをするものだ。