世も末
「世も末(よもすえ)」という言葉は、何かを嘆く時に使う言葉ですね。
「あんなものが流行するなんて世も末だな」などと言っている人がたまにいますね。どちらかというと、歳を重ねた人が使う傾向にある言葉です。
「世も末」は会話の中でも頻繁に登場するであろう言葉なので、どのような意味で使われているのかを知っておきたいですね。
この記事では「世も末」の意味や使い方などを解説します。

世も末の意味とは
「世も末」の読み方は「よもすえ」です。
「世も末」は「(何かを嘆いて)この世ももうおしまいだ」という意味を表します。ただし、実際にこの世が終わりと感じるような深刻な場面で使われるわけではなく、もっと軽いシーンで使用されることがほとんどです。
例えば、奇抜な若者のファッションを見た時など、自分には許容できないと感じるものがあった時に使う傾向がありますね。響きが粋なので「~で、世も末だ」といった表現は慣用句として昔からよく使われています。
「世も末だな」と言っている人がいる時にはそっと耳を傾けて聞いてあげるときっと喜びますよ。
世も末の使い方・例文
- あんなロン毛の男や短いスカートの女が町を闊歩するようになるとは、世も末だな。
- 一番清廉潔白でなければならないはずの政治家が人の金を使い込む事件が多発するとは世も末だ。
- 子ども達の幸せを願い、正しい教育をすることが仕事の教員が自分の子どもを虐待していたとは世も末だ。
- 料理とは手間暇かけてこそのものだとずっと教えられてきたのに、お湯をいれてたった3分でこんなおいしいものができるとは世も末だ。