狭間
皆さんは、「狭間(はざま)」という言葉をご存知でしょうか。
「桶狭間の戦い(おけはざまのたたかい)」などで耳にしたことのある方もいらっしゃると思います。
この記事では、「狭間(はざま)」の意味を解説させていただきます。
狭間の意味とは
「狭間(はざま)」とは、「物と物の隙間、境目」という意味です。
ドラマなどで、大きなケガをした患者役に「生死の狭間をさまよう」と表現しているシーンを見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あれは、生きるか死ぬかの境目、どうなるか分からないという意味で使われています。
また、「さま」と読むこともあります。
「狭間(さま)」とは、「城壁や櫓(やぐら)に設けられた小窓」を指します。外の様子を窺いながら矢や弾を放つ為の仕組みとして利用されていました。
姫路城や彦根城の城壁は特殊な構造をしていることから有名になっています。これらは、普段は漆喰で小窓を隠しカモフラージュしながら、戦いが始まればそれを突き破って外に攻撃できる仕組みになっています。「隠し狭間」と呼ばれています。
特に姫路城では、敵が侵入した際に隠し部屋から攻撃を狙う仕組みがあり、外敵だけでなく内部に入った敵にも対応できるようになっています。

狭間を使った文章・例文
ここで、「狭間(はざま、さま)」を使った例文をご紹介します。
1.生死の狭間をさまよったが、何とか一命を取り止めた。
2.姫路城の隠し狭間は、とても面白い構造をしている。
3.雲の狭間から光が差し、とても美しい光景だった。