冒涜
「冒涜(ぼうとく)」という言葉は「神への冒涜」、「死者への冒涜」などの形で聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
日常的に使う言葉ではないですが、小説や映画などで目にすることがありますし時々好んで使う人もいますね。読み方や意味を間違いやすい言葉なので、正しい意味を知って使いたいところです。
この記事では「冒涜」の意味や使い方などを解説します。

冒涜の意味とは
「冒涜」は「ぼうとく」と読みます。普段読む機会の少ない言葉なので読みも覚えておいてくださいね。
「冒涜」の意味は「神聖なものや清浄なものをけがすこと」です。通常は人間や動物など一般的な言葉につけて使うことはなく、神などのように人智を超えた存在に対して使われる言葉です。
そのため、「神への冒涜」や「死者への冒涜」などという表現で聞くことがほとんどになるのですね。「神への冒涜」という表現については、多神教の日本ではイメージしにくい部分もあります。
「死者への冒涜」という表現については、他界した個人のことを指しているというよりも、人は死ぬと神聖なものや尊い存在になるという多くの宗教が持つ宗教観が影響していると考えられます。
神聖なものをけがすような行いを「冒涜的」ということもあります。
冒涜の使い方・例文
- 宗教上の聖地で彼のような行いをすることは、神への冒涜であるととらえられても仕方がない。
- 冒涜的な行いを繰り返していると、いつか手痛いしっぺ返しをくらうことになるから気をつけたほうがよい。