横恋慕
「横恋慕(よこれんぼ)」という言葉は、曲名に使われることや小説の文中に登場するなど、芸術の面で使われる機会の多い言葉ですね。年配の方では日常会話の中で使う方も多いかもしれません。
「横恋慕」はよく知られている言葉ながら、その意味や使い方を正確に知っている人が少ない言葉でもあります。日本語らしい趣のある表現ですから、正しく知って使えると表現力が増します。
この記事では「横恋慕」の意味や使い方などを解説します。
横恋慕の意味とは
「横恋慕」の読み方は「よこれんぼ」です。
「横恋慕」の意味は「既婚者や恋人のいる人に横から恋すること」です。漢字を見ての通り横から恋慕うことですね。
「横恋慕」というと、略奪愛だと勘違いする人がいますがそうとは限りません。思いを抱くことに主眼を置いた言葉なので、思いを打ち明けて略奪しようとすることも、思いを秘めたまま恋をすることも横恋慕です。
「横恋慕」は状況によっては浮気や不倫、略奪につながることもあるので、難しく悲しい恋になってしまう可能性も高いですね。
なお、「片思い」と「横恋慕」の違いでは、片思いの相手にはパートナーがいることもいないこともありますが、横恋慕ではパートナーがいるのに好きになることを表します。

横恋慕の使い方・例文
- 昔から仲の良い友人の奥さんに横恋慕をしてしまっているが、打ち明ける訳にはいかないので、いつか自分の心が落ち着くまで思いを秘めておく。
- 横恋慕はいつの時代も辛いもの。できれば、パートナーのいない人を好きにおなりなさい。