どんでん返し
「どんでん返し」という言葉について解説します。
一般的には、映画や小説の話題で「最後に凄いどんでん返しがあった」といった感じで使うことがみなさん多いのではないでしょうか。
驚きとともに使われることがあるこの「どんでん返し」という言葉について、意味や使い方など整理しながら紹介していきます。
また、語源も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
どんでん返しの意味とは
どんでん返しとは「正反対にひっくり返ること」「話、形成、立場などが逆転すること」という意味の言葉になっています。
予想がつかないような逆転劇などに使うことが多いですが、立場など様々なものにも使える言葉なので、覚えておくといいかもしれません。
ちなみに、辞書などでは「強盗返しに同じ」という意味も紹介されていますが、そちらは次の語源で紹介していきます。
どんでん返しの語源
歌舞伎で、大道具を90度後ろに倒し、底面を垂直に立てて場面転換させること、その装置のことを元々は「強盗返し(がんどうがえし)」と呼んでいました。
そして、この強盗返しを動かした際の音や、鳴り物の「どんでんどんでん」という音から強盗返しが「どんでん返し」と呼ばれるようになります。
この装置、どんでん返しがそのまま語源となって、逆転すること、場面や形成がひっくり返ることをどんでん返しというようになったと言われています。

どんでん返しを使った文章・例文
- 油断していたら、とんでもないどんでん返しをくらってしまった。
- 大どんでん返しという言葉は、とんねるずの番組だった「ねるとん紅鯨団」で石橋が使い始めたといわれている。