確執
「確執(かくしつ)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
「長年確執があると噂されている」や、「確執が生じることが予想される」など、芸能関係や政治関係のニュース・記事などで見かける機会が多い言葉で、意味を知っている方も多いかと思います。
また、意味を知っている方の中にも、片方の意味しか知らないという方も多いのではないでしょうか。
ここではそんな「確執」について意味や使い方などをご紹介していきます。

確執の意味とは
確執(かくしつ)とは、「決して譲れない強い主張」と、「それによって起こる争い」のことを指します。
ほとんどの場合は「確執が生じる」や「確執が残る」のように、後者の意味で用いられますが、確たる執念と書くように、本来は譲れない主張のことも指す言葉として使われていました。
また読み方は本来は「かくしゅう」と読まれていましたが、「執刀」や「執筆」のように「しつ」と読まれる漢字と同じように「かくしつ」という誤読がされていくうちに、誤読の方が定着したとされています。
確執の使い方・例文
- 若手の頃に衝突して以来、長年の確執があると噂されていたベテラン俳優の2人だが、単なる周囲の思い込みだったようで、2人とも軽口を叩くぐらい仲良しだった。
- なんでも言い切り型で断言する人には大抵凝り固まった確執があるため、反論するだけ無駄だ。
- せっかくの好ゲームだったのに、最後に選手の一人が犯した悪質なファウルによって、後々まで確執が残るような終わり方となってしまった。