スタンス
「スタンス(stance)」という言葉の意味をご存知でしょうか。
ニュースなどで「〇〇のスタンスを崩さない意向を示す」というような形で使われる一方で、スポーツでもよく登場する言葉のため、どういう意味なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そうした理由から、意外な誤用がされている場合がありますので、ここでしっかり意味を理解しておきましょう。
ここではそんな「スタンス」について意味や使い方などをご紹介していきます。
スタンスの意味とは
スタンス(stance)とは、「構え」や「態度」、他にも「立場」のことを指します。
野球のバッティングや、ゴルフやテニスなどのフォームをはじめ、スイングやシュートに行く前の立った状態の構えのことを意味する言葉です。
構えのみを指す言葉のため、立ち振る舞いのこともスタンスと表現するのは誤用になります。このため、好ましくない振る舞いをする人物に対して、「好ましくないスタンスだ」という使い方はできないため注意が必要です。
また肉体的な構えのことだけでなく、何かの行動を取る際の態度や立場のことを指す言葉でもあり、指針や決め事と同じような意味で使うこともできます。

スタンスを使った文章・例文
- 大物ルーキーのバッティングフォームがかなりのオープンスタンスで、それで力が入るのか心配になるほどだったが、開幕からバカスカ打ちまくっている。
- これまで失礼な相手に対しては徹底抗戦のスタンスを取ってきたが、今度ばかりは呆れて言い返す気力も沸いてこなかった。