アボート
「アボート(abort)」という言葉をご存知でしょうか?
なんだか耳慣れない響きですが、IT用語のひとつです。
今回は、パソコンに詳しい人もそうでない人にも、知って損はない「アボート」について解説します。
アボートの意味とは
「アボート」とは、コンピューターで実行されているプログラムが中断されることです。
そもそもアボートは英語で「abort」といい、計画などを中止するという意味があります。パソコンなどコンピューターに関係するIT用語では英語由来のものが多くあります。
アボートは、中止するという意味のとおり、プログラムの実行中に、何らかのトラブルや異常が発生した時に強制的に中断させる処理のことです。
アボートは、ユーザーが中断処理を行う場合もありますが、コンピューター自身がプログラムを終了したりシャットダウンしたりするという処理を行う場合もあります。
どちらにしても、編集中のデータは保存されないので、パソコンなどでの作業では、アボートに備えてこまめに保存することが重要です。
アボートの類語
「アボート」の類語には以下のようなものが挙げられます。
・強制終了
【例文】プログラムをいくつか立ち上げて作業していたら、
CPUに負荷がかかりすぎたのかフリーズしたので強制終了した。
・強制切断
【例文】回線が急に乱れて、通信が強制切断された。
・異常終了
【例文】プログラムが異常終了したので、もう一度起動させようとしたが動かなくなった。

アボートを使った文章・例文
1.プログラムに異常が出たため、一度アボートして様子を見よう。
2.急にアボートするからびっくりした。