スレッド
皆さんは「スレッド」という言葉をご存知でしょうか。
英語で「thread」、パソコンなどを扱う方にとっては馴染みのある言葉ではないでしょうか。
もともとの意味やIT用語としての使い方など、詳しく解説します。
スレッドの意味とは
スレッドとは、もともとは「繰り糸」「脈絡」という意味でした。
現在ではIT用語として使われる方が圧倒的に多く、こちらでは「プログラム処理の単位」「掲示板やメールのやり取りにおける一連の流れの単位」を表す言葉です。
英語では「thread」と綴ります。
「プログラム処理の単位」について具体的に説明すると、「動作が連続する一連の流れ」を、一つの「スレッド」と呼びます。
一つの命令を実行するのには、スレッドA、スレッドBと、複数のスレッドが必要になることがあります。
これらの複数のスレッドを同時に動かす、つまり並行処理させることで、効率の良いプログラムを作ることができます。
次に「掲示板やメールのやり取りにおける一連の流れの単位」を説明します。
まず掲示板やメールで一つの話題が提示されると、それを見た人がレスポンス(返答、反応)をつけます。
そのレスポンスに対して、話題の提示者、あるいは第三者がさらにレスポンスを返します。
その連続するやり取りを、ひとつの「スレッド」というのです。
もちろん、同じ場所で、同時進行で別のスレッドが展開されていることもあります。
スレッドを使った文章・例
- このプログラムのここの部分は、スレッドを分けて並行処理させたほうがいいよ。
- 掲示板で盛り上がっているスレッドを見ると、自分も参加したくなる。