背水の陣
「背水の陣(はいすいのじん)」ということわざの意味や類語、背水の陣の使い方・例文について解説します。
文字の意味だけ見てもいまいち想像がつきにくいこのことわざについてしっかりと意味を理解しましょう。
背水の陣の意味とは
背水の陣の意味は「一歩もあとにひけない絶体絶命の状況や立場。また、そういう状況で全力を尽くすこと 」を表します。
背水の陣の「背水」は、川を背にしている様子を表します。同じ読みで「排水・廃水」などの言葉がありますが、これらを用いた「排水の陣・排水の陣」は誤用になるので注意しましょう。また、背水の陣の「陣」は、軍隊を配置している様子を表します。よって、背水の陣は「川を背に軍隊を配置している様子」を表しています。
なぜ、川を背に軍隊を配置している様子が「一歩もあとにひけない絶体絶命の状況や立場。また、そういう状況で全力を尽くすこと」を意味するのかは後述にある「背水の陣の由来」を参考にしてください。

背水の陣の類語
- 四面楚歌
- 万事休す
- 破釜沈船
背水の陣の由来
史記淮陰侯伝による 漢の韓信が、川を背に陣立てし、味方に絶体絶命の覚悟を固めさせて、敵の軍勢を打ち破ったことが由来となります。
背水の陣の使い方・例文
- 背水の陣で挑んだ結果、見事成功した。
- 気づいたら背水の陣にまで追い込まれていた。
- 背水の陣で改革に挑戦する。