ゼミ
「ゼミ」という言葉は大学生にはおなじみですね。
大学生活も後半になると、自分が興味のある分野の「ゼミ」に所属して卒業論文を仕上げる学生が多いでしょう。
「ゼミ」はよく使われる単語ながら、その意味や語源は意外に知られていません。この機会に知って正しく使ってくださいね。
この記事では「ゼミ」の意味や使い方などを解説します。
ゼミの意味とは
「ゼミ」とはドイツ語の「ゼミナール」の略です。「ゼミナール」と呼ぶことはほとんどないので、「ゼミ」が「ゼミナール」の略だと知っている学生は少ないでしょう。
「ゼミ」とは「大学などで行う授業法の一つで、学生が主体的に討論や発表を行う形式」です。日本の大学で中心になっている講義形式の指導方法では、主体的に取り組むのが難しいという欠点を補う方法で、演習と呼ばれることもあります。
一般的には大学3年生頃に「ゼミ」を選ぶことになりますが、理系では「研究室」と呼ばれる場合がほとんどです。
理系の場合には実験のための器材などを置く必要もあり、各教授に研究室が与えられているので、「ゼミ」ではなく「研究室」と呼ばれています。
文系では「研究室」と呼ぶのはまれで、ほとんどは「ゼミ」と呼ばれます。
文系の「ゼミ」にしても理系の「研究室」にしても、勉学への取り組み具合にはかなり差があって、多くの学生が「ゼミ」選びに迷うことになりますね。
楽だということを最優先して選ぶ人もいれば、真剣に勉学に取り組むことを目標にする学生もいます。