「国破れて山河あり」とは?意味や使い方を解説!

「国破れて山河あり」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「国破れて山河あり」について解説します。

目次

  1. 国破れて山河あり
  2. 国破れて山河ありの意味とは
  3. 国破れて山河ありを使った文章・例文

国破れて山河あり

国破れて山河あり(くにやぶれてさんがあり)」という言葉をご存知でしょうか?
あんまり日常では聞かない言葉ですが、漢文の授業で耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は、古い中国の書物に出てくる深~いお言葉「国破れて山河あり」について解説します。

国破れて山河ありの意味とは

「国破れて山河あり」とは、「戦乱で国が滅びても、自然である山も川も元の姿でそこにある」という意味の言葉です。
「破れて(やぶれて)」は、国が荒廃したことを表しているので、戦争に負けたことを表す「敗れて」とは表記しないので注意しましょう。

出典は、古代中国の詩人・杜甫の詩『春望』の冒頭「国破れて山河在り、城春にして草木深し(訳:戦乱で国は荒れたが、山や川はそのままの姿でそこにある。街には春が来て草木が青々と茂っている)」からです。
当時の中国は唐の時代、国内政治は不安定で戦争もたびたび起こっていました。そうしたなかで唐の都・長安も戦争の破壊にさらされ、やっと騒乱が落ち着いて、城壁に囲まれた長安の街を見ることができた時に詠んだ詩です。

国や街が滅んでも自然は変わらずにそこにある、という感覚は、古代中国ならずとも日本人にも共通の感覚で、江戸時代前期の俳諧師・松尾芭蕉も『奥の細道』においてこれを引用し題材のひとつにしました。

「夏草や 兵どもが 夢の跡(訳:今見れば夏草が生い茂るばかりだが、ここは昔、奥州平泉の武士たちが成功を夢みて戦った跡である。そんな成功の夢も消えて、ただ夏草が青々と茂っている)」という句です。

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国破れて山河ありを使った文章・例文

1.終戦直後の日本の姿は、まさに「国破れて山河あり」といった風情だった。
2.「国破れて山河あり」には、平家物語冒頭にもある諸行無常の概念に通ずるものがあるように思う。

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