もんどりを打つ
「もんどりを打つ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
ニュースや新聞、あるいは小説や漫画など、様々な媒体でこの言葉が使われていますが、どういう状態のことを指す言葉なのか、意味を知っていないと想像もつかないですよね。
中には苦しんでいる様子のことだと間違えて覚えている方も少なくないのではないでしょうか。
ここではそんな「もんどりを打つ」について意味や使い方などをご紹介していきます。
もんどりを打つの意味とは
もんどりを打つとは、「ひっくり返って倒れること」を意味します。
仰向け倒れることを意味し、多くの場合「もんどりを打って倒れる」「もんどり打って倒れている」という表現になります。
また人に限らず、動物や車など様々なものに対して用いることができます。
苦しんでいる様子を指す言葉として用いる誤用がありますが、仰向けに倒れる他の意味はないため注意が必要です。
他に「とんぼ返りをする」や「宙がえりをする」という表現がされますが、とんぼ返りと宙がえりは回転するのに対し、もんどりを打つの場合は必ずしも回転する必要はありません。

もんどりを打つの語源
もんどりとは「翻筋斗(もどり)」や「戻り」から転じた言葉だとされています。
他に髪を束ねるための「髻(もとどり)」が地面にぶつけられてひっくり返っている様子から来ているという説もあります。
もんどりを打つを使った文章・例文
- カッコよく宙がえりするつもりが、着地で失敗して盛大にもんどりを打つはめになった。
- たった1分の映像の中に、前の車に衝突して宙がえりし、もんどりを打つ様子まで克明に映し出されていた。