大山鳴動して鼠一匹
「大山鳴動して鼠一匹」ということわざの意味や使い方について解説します。
読み方は「たいざいんめどうしてねずみいっぴき」となります。
「前触ればかり大きく、結果は小さい」といった意味のことわざですが、皆さんはご存知でしょうか。
もともとは、ラテン語が語源です。
難しい言い回しですが、日常生活やビジネスの場でも使われることがあります。
今回は、そんな「大山鳴動して鼠一匹」について詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。
大山鳴動して鼠一匹の意味とは
大山鳴動して鼠一匹とは「前触れの騒動ばかり大きく、実際の結果はとても小さいことのたとえ。」という意味を持ちます。
大山は、「泰山」「太山」とも書きます。
これは、古代ローマの詩人であるホラティウスの「持論」に登場する言葉です。
ラテン語の「Parturient montes, nascetur ridiculus mus.」が語源となっています。
日本語に訳すと「山々が産気づいて、滑稽な二十日鼠が一匹生まれる。」といったような意味になります。
詳しく解説すると、「大きな山が轟音をあげて揺れ動いているから、大噴火でも起きるのかと身構えていると、結果的には小さい鼠が一匹下りてきただけであった。」となります。
また、この「大山鳴動して鼠一匹」ということわざは、「大山鳴動鼠一匹」「大山鳴動して一鼠出ず」とも表現することがあります。

大山鳴動して鼠一匹を使った文章・例文
- 仕事でミスをした後輩がクビになると騒いでいたが、まったくおとがめなしで、まさに大山鳴動して鼠一匹であった。