「手に汗を握る」とは?意味や使い方を解説!

「手に汗を握る」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「手に汗を握る」について解説します。

目次

  1. 手に汗を握る
  2. 手に汗を握るの意味とは
  3. 手に汗を握るを使った文章・例文

手に汗を握る

皆さんは「手に汗を握る」という言葉をご存知でしょうか。

慣用句ですが、「実際にそうなる」事がありうる、珍しい例え文句です。
たとえば「足が棒になる」は疲れて足が棒のように動かなくなることを例えた言葉ですが、本当に足が棒きれになることはありません。
しかし「手に汗を握った」事がある人は多いのではないでしょうか?

今回は「手に汗を握る」という言葉について詳しく解説します。

手に汗を握るの意味とは

手に汗を握るとは「危険な場面や緊迫した場面を見聞きしたり、緊張してハラハラドキドキする」という意味です。

テレビや映画などで鬼気迫る緊迫したシーンを見ていると、引き込まれて体に力が入り、思わず手をぐっと握るでしょう。心拍数が高まり体温が上がれば、その手に汗をかきます。
握った手に汗をかく、つまり「手に汗を握る」状態というわけです。

また、極度の緊張状態にある場合でも同じ現象が起きます。
大勢の前で舞台に上がるとき、緊張してドキドキすれば、やはり汗をかいた手を握り締めることになりますね。

「手に汗を握る」状態は、人間に限らず多くの生き物に見られる生理反応によって起こります。
生物は危機的状況に置かれると、体を固く小さく丸めて身を守ろうとします。
また、生存の可能性を上げるために、体温や心拍数を上げて運動能力を上昇させようとします。その結果、汗をかくのです。

人間の場合、命の危機とまでいく場面はさほど多くはないかもしれませんが、失敗の許されない場面で緊張したりハラハラするシーンを見て感情移入したりといったことは日常で起こります。
そういう状況では体が疑似的な危機感を抱き、「手に汗を握る」ような生理反応が起こるのです。

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手に汗を握るを使った文章・例文

  1. 陸上競技の大会でトラックに立つ友人を見ていると、応援するこちらまで思わず手に汗を握ってしまう。
  2. 手に汗を握るようなスリル満点のアクション映画が見たい。

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