相まって
「相まって」という言葉について解説します。
「しょっぱさと甘さが相まって美味しい」といった使い方をするこの言葉。
みなさんも見聞きしたり使ったりしたことがあると思いますが、少々古い言い回しといったイメージがあるかもしれません。
しかし、この相まってという言葉は大変使い勝手が良い言葉でもあります。
ここではそんな「相まって」という言葉について意味や使い方を紹介していきますので、ぜひ最後までご覧いただき、使い方をしっかりと整理してみてください。
相まって(相俟って)の意味とは
相まって(相俟って)とは「二つ以上のことが重なり合って働いて」「互いに作用しあって」「一緒になって」という意味の言葉となっています。
先ほど出てきた「しょっぱさと甘さが相まって」といった場合、「しょっぱさと甘さが互いに作用して」という意味になります。
意味からも分かりますが、少なくとも二つ以上の物事が互いに作用することを指しているので、一つだけのことには使わないので注意してください。
定型句として「両両相まって」という言い方がありますが、意味は同じで二つのことが作用すること、助け合うこととなります。

類語
相まっての類語としては、近年使われることが多くなってきた「シナジー」や「相乗効果」などが挙げられます。
シナジー=「相乗効果・共働作用」
相乗効果=「個々の要素を単純に合計したよりも高い効果がある様子」
併せて覚えておくとよいのではないでしょうか。
相まってを使った文章・例文
- この大会が成功したのは紅組と白組相まって全力を出した結果だと言える。