諸刃の剣
皆さんは、「諸刃の剣(もろはのつるぎ)」という言葉をご存知でしょうか。
「両刃の剣(もろはのつるぎ)」という表記で目にしたことのある方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、「諸刃の剣」の意味を解説させていただきます。
諸刃の剣の意味とは
「諸刃の剣(もろはのつるぎ)」とは、「一方ではとても役に立つものの、他面では被害を及ぼす危険性のあるもの」のことを言います。「両刃の剣」と表記することもあります。また、「両刃」の場合は「もろは」とも「りょうば」とも読むことができるので、どちらの場合も覚えておくと便利です。
諸刃の剣はよく「もろはのけん」という読み方をされますが、これは誤読となります。正しくは「つるぎ」なので覚えておきましょう。
両辺に刃のある剣のことを「諸刃」と呼びます。これに対し、片側にしか刃の無い剣のことを刀と呼びます。
両辺に刃のある剣は、敵に対して使えばとても威力のある役に立つ武器だと言えます。しかし、自分の方にも刃が付いているので使い方を誤れば自分もケガをしてしまう危険な武器でもあります。このことから、一方では役に立つものの他面に被害を及ぼす危険のあるものの例えとして、諸刃の剣という言葉が使われるようになりました。

諸刃の剣を使った文章・例文
ここで、「諸刃の剣(もろはのつるぎ)」を使った例文をご紹介します。
1.この症状には非常に有効な薬ですが、副作用も強いので諸刃の剣とも言えます。
2.スマホは色んなアプリを使えて便利だけど、もし壊れたら日常生活にも大きな支障を出してしまう。まさに諸刃の剣だ。