セレンディピティ
皆さんは「セレンディピティ(serendipity)」という言葉をご存知でしょうか。
人生で一度くらいは遭遇しておきたい、素敵な意味の言葉だったりします。
今回は「セレンディピティ」という言葉について詳しく解説します。
セレンディピティの意味とは
セレンディピティとは「思いがけない良いものを偶然発見する事。または、その能力・才能」という意味です。
英語では「serendipity」と綴ります。
語源は、イギリスの作家ホレス・ウォルポールの造った造語です。
おとぎ話の「The Three Princes of Serendip(セレンディップの三人の王子)」に登場する主人公たちが、このような「自分の助けになるようなものを偶然発見する能力」に優れていることから生まれた言葉です。
セレンディップとはセイロン島のことで、現在のスリランカに当たります。
セレンディピティを生かして成功するには、素晴らしい発見に気づく「能力」が不可欠です。
分かりやすいところで例えれば、ニュートンが万有引力を発見した時のエピソードが挙げられます。
ニュートンはたまたま木からリンゴが落ちたのを見て引力の存在に気が付きます。
この「偶然木からリンゴが落ちた」ことがセレンディピティな出来事となったのは、ニュートンがその出来事の意味に気づく能力を持っていたからこそです。他の人は同じ光景を見ても、ただリンゴが落ちただけとしかとらえないでしょう。
このように、セレンディピティとは秀でた人が持つ「能力・才能」でもあるのです。
セレンディピティの使い方・例文
- 最近のトレンドは、セレンディピティな出会いを演出するビジネスだ。
- セレンディピティに巡り合えれば、成功の可能性は一気に高まる。