高を括る
皆さんは「高を括る」という言葉をご存知でしょうか。
相手をあなどるとか、低く見るといった言葉です。
「高いところから見下ろす」ようなニュアンスかと思いがちですが、この「高」は「高低」のことではないのです。
では、本当はいったいどういう意味なのでしょうか?
高を括るの意味とは
高を括るとは「その程度だろうと安易に予測する」「大したことはないと見くびる」という意味です。
読み方は「たかをくくる」です。
「高」とは、生産高や収穫高などの「高」で、物の金額や物量を見積もった数値のことです。
一方「括る」とは、たとえるならば袋に詰めて口を縛るようなイメージです。
すなわち、「見積もり高はこのくらいだろうと区切りをつけて予測する」ことが「高を括る」です。
「高を括る」という言葉を語源から読み解くと、本来は相手を下に見るような意味はないようです。
なぜ相手をあなどるような意味で使われるのでしょうか。
この「高」はもともと「石高」、すなわち米の生産量を指す言葉なのです。税が年貢だった時代、石高は国力の高さを表す数値でした。
この石高から戦力を見積もり、戦の際に情報として活用するわけですが、石高が低いから戦力も低いかというとそうとは限りません。兵の質や戦術次第でひっくり返るのが戦です。
そこから、目測だけで相手を見くびることを「高を括る」と言うようになったのです。
高を括るを使った文章・例文
- 安易なヤマ張りで高を括った結果、友人は見事試験に落ちた。
- あまり流行っていない店なんだろうと高を括っていたが、入ってみると掘り出し物がたくさんあった。