一日一善
「一日一善」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
両親や学校の先生から言い聞かされる言葉で、日本人なら誰しも一度は見聞きしたことがあるはず。
ポピュラーな言葉だけに、知らないとかなり恥ずかしいことになるため、もし意味を知らない方はこの機会に是非覚えておきましょう。
ここではそんな「一日一善」について、意味や類語など詳しくご紹介していきます。
一日一善の意味とは
一日一善は、文字通り「毎日少なくとも一つは良いことをしよう」という意味の言葉になります。
ゴミを拾うことや、困っている人を助けることなど、どんなに小さな善行でも、一日に一つは行い、それを毎日積み重ねていくべきだという心掛けを指します。
宗教用語だと勘違いされがちですが、善行を積み重ねることで何かを達成しようという意味ではなく、あくまでもいち個人、人間社会で生きるうえでのマナーのような意味合いの言葉になります。
類語には、良い行いをするのにためらう必要はないことを意味する「善は急げ」や、観る人に善い行いを勧めるため、悪い行いに懲罰を与える物語の形式のことを意味する「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」などが挙げられます。
一日一善を使った文章・例文
- 一日一善の精神で、常に何か自分が助けになるようなことがないか周囲をチェックしている。
- 戦後の動乱期から平成まで、人生を通して一日一善を全うした祖父を心から誇りに思う。
- なにかと素行不良が目立つ息子は、一日一善どころか一日三悪はしてしまっているだろう。