閑散
「閑散」という言葉について解説します。
「閑散とした街並み」「閑散とした商店街」といった感じで使われるこの言葉。
2020年新型コロナの緊急事態宣言が出てからは、不要不急の外出の自粛要請によってニュースなどでよく見聞きするようになりました。
「こんなに閑散としているセンター街は初めて見ます」なんて言いながらキャスターが取材している映像が思い浮かぶのではないでしょうか。
他にも、旅館や新幹線のチケット予約をする時に「閑散期」なんて言葉も見かけます。
さて、このようによく見聞きする言葉となった「閑散」の意味や使い方をここでは紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
閑散(かんさん)の意味とは
閑散(読み方・かんさん)とは
- ひっそりと静まり返っていること。また、そのさま。
- ひまでてもちぶさたなこと。また、そのさま。
- 売買、取引がすくないこと。また、そのさま。
閑散とした街並みといった場合、「ひっそりと静まり返った街並み」となることが分かるのではないでしょうか。
2と3の意味で使う場合は「閑散の身の上の隠居は…」「コロナの影響で閑散な市況」といった感じで使います。
ちなみに「閑散期」といった場合は「一年の中でひまな時期」という意味で使われています。反対語は「繁忙期」で「一年の中で忙しい時期」という意味になっています。
人がいない、仕事がないといったイメージをまとっているので、この言葉は少し寂しくなる言葉かもしれませんね。
閑散の使い方・例文
- 閑散とした駅前を見て、強制ではなく要請であるにも関わらず、みんなきちんとステイホームしているんだなと感じた。