ハイパースレッディング
皆さんは「ハイパースレッディング」という言葉をご存知でしょうか。
コンピューターの高速化を目的としたシステムであり、アメリカのIntel社が開発したものです。
今回は「ハイパースレッディング」という言葉について詳しく解説します。
ハイパースレッディングの意味とは
ハイパースレッディングとは「Intel社がマイクロプロセッサ製品に搭載している、実際には一つしかないコアが二つあるように見せかける技術」です。
マイクロプロセッサとはCPUとも呼ばれるもので、コンピューターの動作を制御する部品のことです。
この部品が動くことでコンピューター内部で演算が行われ、あらゆるプログラムが稼働するのです。
マイクロプロセッサには「プロセッサコア」というものが存在し、通常は一つのコアにつき一つの演算が行われます。
コアの性能が良いほど高速で演算が行われる、スペックの高いコンピューターということになります。
しかし高性能なコアならば、一つの計算に必要な領域はコアの性能の一部で済み、別種の演算に使用する領域は空いています。
この空いた領域で同時に別の演算を行うことを可能にしたのが「ハイパースレッディング」というIntel社の技術なのです。
二種類の演算が同時に行われると、まるで二つのコアが存在しているように見えるのです。
ハイパースレッディングを使った文章・例
- ハイパースレッディングに対応した端末で高速処理ができるようになった。
- ハイパースレッディングはあくまでも疑似的なものなので、できないことも少なくない。