スギムライジング
皆さんは「スギムライジング」という言葉をご存知でしょうか。
ボッチャというスポーツの技の一つで、日本人選手が名前の由来となっています。
今回は「スギムライジング」という言葉について詳しく解説します。
スギムライジングの意味とは
スギムライジングとは「東京パラリンピックにおいて、ボッチャの杉村英孝選手が繰り出した技の愛称。密集しているボールの上に自分のボールを乗せる技」です。
2021年の流行語大賞トップ10に入った言葉です。
ボッチャとは重度脳性麻痺者や四肢重度機能障がいを持つ人たちがプレイできるスポーツとしてヨーロッパで考案されたもので、パラリンピックの競技の一つです。
ジャックボールという白い球に自分のボールを近づけるように投げるという、カーリングと似た要素のある競技です。
「スギムライジング」は、このボッチャにおいて難易度の高い技の一つです。
密集するボールの上にボールを乗せるように投げることで、対戦相手のボールによってポジションを崩されにくくなります。
しかしこの技を決めるには準備としてジャックボールの近くにボールを密集させ、さらに上に乗せる球を適切な地点と力加減でバウンドさせなければならないため、かなり難易度の高い技でもあります。
東京パラリンピックでは技名の由来となった杉村英孝選手がこの技を繰り出して勝利を収めたことから広く認知され、流行語大賞にまでノミネートされました。
スギムライジングを使った文章・例
- 大会でスギムライジングが決まり、会場は歓声に包まれた。
- 決めるのは難しいが強力なので、スギムライジングを練習してみようと思う。