ハットトリック
サッカーの試合中継を見ていると解説の人などが「ハットトリック」という言葉を耳にするかと思います。
サッカーに詳しい方はハットトリックについて理解していると思います。しかし、「ハットトリック」という言葉はサッカーに詳しくない人にはピンとこない言葉かと思います。
この記事では、そんな「ハットトリック」について解説していきます。
ハットトリックとは
ハットトリックとは「1試合中に1人の選手が3点を決めること」を意味します。
サッカーでよく聞く言葉だと思いますが、ラグビーやアイスホッケーなどでも使われるようです。
1試合で1人の選手が4点・5点を決めても「ハットトリック」という呼び方は変わりませんが、6点決めたら「ダブルハットトリック」と言われます。
また、ハットトリックのことをイタリアでは「トリプレッタ」といい、ドイツでは「ドライアーパック」と言うようです。
日本であまり定着していませんが、2得点の呼び方も存在します。
イタリアでは「ドッピエッタ」といい、ドイツでは「ドッペルパック」といいます。
海外で活躍する日本の選手はドイツのブンデスリーガに多いことから「ドッペルパック」は聞いたことがある人はいるのでは無いでしょうか。
ハットトリックの語源
ハットトリックの語源は「クリケット」と言われています。
クリケットは、野球の元となったスポーツと言われていて、攻守交代には3アウトは必要になります。
クリケットで3球で3アウトを取ることはかなりの難易度と言われており、3球で3アウト取った選手には名誉としてハット(帽子)を送ることから「ハットトリック」と言われるようになったそうです。
それがサッカーなどでも使われるようになったため、3得点した選手には「ハットトリック」という言葉が送られるようになったようです。