ネガトラ
「ネガトラ」という言葉について解説します。
ネガトラ。この言葉の響きを聞いて何を思い浮かべたでしょうか。
昭和のハイカラなおじ様・おば様であれば、カメラ系の言葉?ネガポジ?フィルムのこと?なんてよぎった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしくは、「デコトラ?」「サントラ?」その辺の亜種?なんて思った方もいらっしゃるかもしれません。
が、違います。全然。残念ながら。
サッカーです。サッカー用語の「ネガトラ」について解説します。
サッカーに対して高い興味をお持ちの方であれば、見聞きしたことがあるかもしれませんが、日本代表戦は見るけど…といったレベルの方では初耳という方が多いのではないでしょうか。
ここではそんな「ネガトラ」という言葉について、意味や使い方・読み方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。

ネガトラの意味とは
ネガトラとは「ネガティヴトランジションの略で、サッカーにおいてボールを相手に奪われた直後、攻撃から守備へと転換する短い時間帯のこと」を指している言葉となっています。
用語として「ポジティブトランジション「ネガティヴトランジション」があり、それぞれ「守備から攻撃へ変わる瞬間」「攻撃から守備へ変わる瞬間」を意味しています。
現代サッカーでは、ポジティブトランジション(守備→攻撃)よりも、ネガティヴトランジション(攻撃→守備)の時にどうするのかという点が重要視されてきています。
言葉として使う機会はあまりないかもしれませんが、知識として知っておくとサッカー観戦の楽しみ方が一段深くなりそうですよね。
ゲーゲンプレスとは
ネガティヴトランジションに着目した代表的な例としては、ゲーゲンプレスと呼ばれるすぐに奪い返してまた攻めに転ずる戦術があげられます。
ゲーゲンプレスと言ってもピンと来ないかもしれませんが、カウンタープレスと言うと少しイメージがわくのではないでしょうか。
奪われることを前提に、奪われた時にすぐに奪い返しにいく体制まで落とし込まれている戦術がゲーゲンプレス(カウンタープレス)となります。