後悔先に立たず
「後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)」ということわざの意味について解説します。
後になってあの時こうしておけば良かったとか悔いている時などに「後悔先に立たず」という使い方をします。この言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
後悔先に立たずの意味とは
後悔先に立たずの意味は「既に終わった過去を、後で悔やんでも絶対に取り返しがつかないということ」となります。
読み方は「こうかいさきにたたず」です。
後から後悔するぐらいなら、事前に十分注意をしておきなさいということです。
「後の悔い先に立たず(のちのくいさきにたたず)」ともいいます。
「後悔先に立たず」を四字熟語で言い換えると、注意を怠らない・気をゆるめないという意味合いで「油断大敵」となります。
後悔先に立たずの語源
<語源>
確かな語源がありません。
<類語>
「後悔先に立たず、提灯持ち後に立たず」「後悔と槍持ちは先に立たず」
「後悔臍を嚙む」「転ばぬ先の杖」「先立たぬ悔い」
「死んでからの医者話」「濡れぬ先の傘」「はまった後で井戸の蓋をする」
「覆水盆に返らず」「後の祭り」
<英語>
「Repentance comes too late」
「It's too late to be sorry」
後悔先に立たずを使った文章・例文
<例文>
- あの時にここは必ず試験に出るよと言われたのに違う箇所ばかり勉強していたから、全くできなかったよ。後悔先に立たずとはこういうことを言うんだね。
- 後々、後悔先に立たずと言うようなことがないように、今から準備を怠らないつもりでいる。
- もっと丁寧に下調べをしておけばよかった。後悔先に立たずの心境になることはなかったのに。