見栄を張る
「見栄を張る(みえをはる)」という言葉について解説します。
見栄っ張りな性分 というように使われるこの言葉ですが、似た響きの言葉に歌舞伎の特徴的な動作でもある「見得を切る」というものがあります。
「見栄を張る」の意味や、「見得を切る」との違いなどを類語や英語なども併せながら整理してみましょう。
見栄を張るの意味とは
見栄を張るの意味は「うわべを取り繕う」「(自分をよく見せようと)外見を飾る」となります。
「見栄」とは文字通り見栄えのことで、「張る」というのは外に対して(自分の意見などを)強く押し出すことなので、見栄を張る=うわべを飾るという意味になります。
見得を切る
見栄を張ると似た響きの言葉に「見得を切る」というものがありますが、意味も似た部分があるので混同しないようにしましょう。
見得を切るという言葉は歌舞伎の特徴的な動きである「見得」からきています。歌舞伎の山場で一瞬動きを止め、睨みをきかせるあの動作です。
それが江戸時代に一般に広まっていく中で「自分を誇示するような態度、言動をする」ことを「見得を切る」と言うようになったと言われています。
見栄を張るの英語
- ostentatious
- to show off
- be vain
- put up a (good)front
見栄を張るの類語
- 粉飾する
- 糊塗する
- 虚勢を貼る
- 飾り立てる
- 誇張する
見栄を張るの使い方・例文
- 彼女のインスタグラムは見栄を張ることに終始している
- 嘘をついたり見栄を張ったりせず自然体でいられる環境
- もともと見栄っ張りな性分だから仕方がない