背に腹はかえられぬ
「背に腹はかえられぬ(背に腹はかえられない)」の意味や類語、例文について解説します。
日常生活やビジネスの場でも使うことがある言葉ですが、皆さんは、正しい意味を知っていますか。
背に腹はかえられぬという言葉をなんとなく使っている方も多いのではないでしょうか。
間違った意味で使ってしまうと、恥ずかしい思いをしてしまうので、この機会に、意味や使い方を理解していきましょう。
背に腹はかえられぬの意味とは
「背に腹はかえられぬ(背に腹はかえられない)」とは、「背中を守るためだからといって、大事な臓器が詰まっている腹を犠牲にはできないことから、大切な物のためには、多少の損害はやむを得ない。」という意味になります。
背を他者に、腹を自分自身の例えとして、用いることが多いです。
「かえられぬ」の漢字は、「変えられぬ」よりも「代えられぬ」の方がニュアンスとして正しいです。
「変える」は、前と違った状態に移すという意味で、「代える」は、あるものを除き、あるものを当てるという意味になります。変えると間違えやすいので注意しましょう。
背に腹はかえられぬの類語
- 形、振りかまっていられない。
- 仕方ない
- やむを得ない
背に腹はかえられぬを使った文章・例文
- 背に腹はかえられないので、大切な財布を売って米を買うことにしよう。
- 背に腹はかえられないので、続投したいと言っているが、ピッチャーを代える。
- 可愛そうではあるが、市街地に下りてきた獣が人に危害を加える恐れがあるので、背に腹はかえられないということで、駆除する。
- この企画を成功させるためには背に腹はかえられないので、あの人には担当を降りてもらう。